注文住宅を千葉や茨城に建てる際の断熱材選びのポイント

地域区分で、5地区、6地区に当たる、千葉県北西部や茨城県南部に建てる注文住宅で、快適に暮らすには、どのような断熱材や、施工帆すると良いのでしょうか?

◆ 断熱材や工法には様々な種類がある

① 充填断熱工法メリット・デメリット

充填断熱工法では、一般的に繊維系の断熱材が多く使用され、価格相場が比較的安くなっています。
壁の内側で断熱をしているので、柱や梁の部分には、断熱材をいれる事だ出来なくく、断熱面積が少なくなる事もその要因の一つです。

充填断熱工法の場合、多くが天井面で断熱をするため、屋根の形状に左右されずに施工ができるので、98%以上の住宅が内断熱工法を採用しているため、日本全国どこの住宅会社でも施工ができるというメリットがあります。

一方でデメリットとして、柱や梁のあるところには、断熱材を入れることが出来ないため、断熱欠損が発生しやすく、特に繊維系の断熱材の場合、角がきっちりとしていない為、柱や梁の近くは、隙間が空きやすくなります。また、壁の中には、筋違や各構造用金物、配管類やコンセントが入っているため、その部分も断熱材を入れることが出来なく、結露やカビの繁殖がしやすい場所となりがちです。

また、気密性を高めるためには別途工事が必要であったり、フローリングの下、天井の上で断熱されるため温度差が生じ、小屋裏や床下の利用を考えた場合、小屋裏や床下の断熱が難しく、断熱材を柱の間に入れて施工するため、断熱効果が途切てしまう部分が出てしまい、夏は、小屋裏収納やロフトが高温で使えないような事が起きます。

建物全体でも、断熱、気密工事の不良により壁内部で結露が発生し、構造材を傷める危険性があるというデメリットがあります。


② 
外張り断熱工法メリット・デメリット

外張り断熱工法では、充填断熱工法とは異なり、壁の外、屋根で断熱しているため小屋裏や床下を室内と同じように利用できます。

構造の躯体部分での結露の防止ができるため構造材が腐食しにくいというメリットもあり、防湿、気密工事が容易に出来ますし、壁内部の配管、配線工事がしやすいというメリットもあります。

一方でデメリットとして、一般的に外張り断熱工法には、ボード状のプラスチック系断熱材を使用するため、繊維系の断熱材が使用する充填断熱工法に比べると、施工手間も多くとられるので一般的には、価格相場が高くなりやすいです。

また、断熱材の外側でが外壁を支えるので、あまり厚い断熱材を使用する事はできません。

日本ではあまり見られない施工方法の為、この工事が可能な外張り断熱に慣れた会社を選ぶ必要がある、という選択肢の狭さもデメリットでしょう。

 

◆ ではどちらの断熱工法が優れているのか?

壁内部の結露問題や、断熱材の連続性という点では、充填断熱工法最大の弱点であり、内部を傷める可能性がありますので、そういった点では、外張り断熱工法の方が良いでしょう。

しかし、どちらを選択してもメリット・デメリットは存在しますし、どういった特徴を重要視するかではないでしょうか。

さらに進んだ高性能な工法として、充填断熱工法と外張り断熱工法の二つを合わせた、ダブル断熱工法があります。屋根、壁、基礎まで、くるりと断熱材で覆うことにより、断熱欠損部分は少なく、床下から小屋裏に至るまで断熱性能が均一で、各部屋の温度差が少ない住宅が出来、ヒートショックの起きにくい室内環境が得られます。

ダブル断熱工法は、まだまだ限られた会社でしか行われていない工法ですので、工事に携わる設計者や施工者の知識や技能の高い事が求められる工法と言えます。

千葉や茨城に注文住宅を建てるという事であれば、そういった断熱材の特徴を踏まえ、検討していただければと思います。